K-Pavilion / 関内バシリカパヴィリオン
横浜をさまよい、公共性をつなぎとめるための強い形式を作る。毎年、会場を変えながら横浜の街を「さまよい続ける」ためのパヴィリオン。
横浜のクリエイターが公共空間活用をしながら、活動を発信していくイベントで過去13回の歴史があり、これまでもこれからその敷地と形を変えていくことが予想された。そんなパヴィリオンをデザインするにあたり、素材としてもシステムとしても強度の確かなものを作るべきだと考え、FRP パイプを主体としたフレームをデザインした。このフレームは簡単な工具で組み立てられ、それらを組み合わせることにより様々な形とあり方を変えられる。時には小さなテントのように人のささやかな活動を支え、時には大きな教会堂のように広場と居場所を作ることができる。
今回の敷地では、強いグリッドを持った関内の街路を受け止め4つの性質の違う広場を作り出すためのカタチでもあり、西洋の古典的で強い骨格を持った公共空間にふさわしいカタチでもある「バシリカ式平面」を採用した。
いまの情勢において、改めて街の人が公共性のあり方を想像するためには、この強く古い形式こそふさわしいと考えた。
K-Pavilion/関内バシリカパヴィリオン
Site:横浜市中区
Type:パヴィリオン・イベント会場
Design:TAMA/田中麻未也
Structural design:スカラデザイン/村上翔
Fabric Design:安食真/STUDIO NIBROLL &Lab
Produce:小泉瑛一/about your city・鬼塚知夏/STGK・萬玉直子/ オンデザイン
Collaboration:原﨑寛明/ CHA
Completion:2021年11月
Photo:楠瀬友将