/ 触る建築
目の見えない人のための建築。
「目の見えない人は建築を、文化財を誰かと一緒に同時に楽しめない」そんな相談を受けたことから始まった。文化財の多くは音声案内と点字があるが、音声ではタイムラグがあり、点字はすべての人が読めるわけではない。また多くの文化財には直接触ることはできない。そんな現状を踏まえて、だれもが触り・頬ずり・嗅ぐ事ができる小さな建築をブロンズで建築した。
対象となったのは北鎌倉建長寺に建つ仏殿(重要文化財でもある)で、2027年まで保存修理が行われることもあり、工事中もその様子を触って確かめることができる。目の見えない人への想いが、健常者にも新たな「建築」の見え方を提供するようなお互いにメリットとなりえるそんな関係を築くことができるそんな「バリアフリー」を作りたいと思った。
Touchable Architecture/さわる建築
Site:神奈川県鎌倉市
Type:ブロンズ像
Design:TAMA/田中麻未也・アトリエノア/田邉能久
Construction:株式会社JMC・株式会社キャステム
Completion:2024年4月
Photo:田中麻未也