「建築の葬式 -終わりの時間、始まりの空間-」
どんな建築にも、いつかは終わりがやってきます。
解体、保存、改修など、その選択は経済的事由と歴史的価値によって決し多くの場合、解体を免れません。
しかし、たとえ解体自体を避けることは出来なくとも、そこにはもっと別の視点が持ち込まれても良いはずです。スクラップアンドビルドの時代を経てストックの時代と言われて久しい現代、建築の終わりに新たな可能性があるのではないでしょうか。
私達は日本大学理工学部五号館という建築の解体を契機として本課題に取り組み、その結果、この建築に共同体の器としての価値を見出しました。そして、儀式的手法を用いる事で人々の気持ちを回収し、その価値を新たな建築に引き継ぐことを試みます。
願わくは、この終わりのための儀式が永く受け継がれることで、人と建築、人と人の繋がりが、より深まり豊かになっていくような、始まりのための空間となりますように。

建築の葬式
Site:東京都千代田区御茶ノ水
Type:展覧会
Design:桜建会青年部
Completion:2018年9月
Photo:鈴木さや香

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